今回は、検索エンジンの仕組みやSEO対策についてご紹介します。
「検索エンジンって何?」
「SEOの対策は何をすれば良いの?」
こういった疑問をこの記事を読めば、解決できます。
検索エンジンとは
検索エンジンとは、ブラウザの検索バーからキーワードを入力し、それに関連するWEBサイトを表示するシステムのことを指します。
検索エンジンの種類
代表的な検索エンジンを4つご紹介します。
Googleは、全世界で利用されている検索エンジンで、誰もが使ったことがあるサービスだと思います。
GoogleマップやYouTubeなどと連携されており、検索結果の画面に地図や動画なども表示され、とても便利なサービスです。
Yahoo Japan
Yahoo Japanは、日本最大の検索エンジンです。
日本での知名度は高く、若年層から高齢層まで幅広く利用されております。
しかし、Yahoo Japanで利用さている検索エンジンは、Googleで開発されたものが利用されており、独自で開発されたものではございません。
NAVER
Naverは、韓国最大の検索エンジンです。
韓国でかなり人気で、Naverのまとめブログなども運営しており、我々も普段検索した際に目にしたことがあると思います。
百度(バイドゥ)
百度は、中国最大の検索エンジンです。
中国人の約9割は、百度を利用しております。
その背景として、中国ではインターネットの検問があるため、Googleやfacebookを利用することができません。
そのため、中国では百度の検索エンジンが使われてります。
検索エンジンの仕組み
次に、検索したキーワードに関連する記事が表示される検索エンジンの仕組みを紹介します。
- クローリングの情報収集
- 情報のインデックス
- 順位付け
①クローリングの情報収集
クローリングとは、クローラーがインターネット上にあるWebページを巡回して情報を収集することです。
まずは、クローラーがどんな情報がWebページ上に存在するかを把握します。
②情報のインデックス化
インデックスとは、クローラーが集めた情報を解析し、必要な情報をデータベースとして保存することです。
この時、視覚的に理解をしているのではなく、HTMLのタグの情報を読み取り、タイトルや段落などの情報を理解しております。
③順位づけ
ユーザーがキーワードを検索すると、先ほどインデックスされた情報から検索キーワードに関連する記事を探し出します。
この時に関連性が高く、コンテンツの質が高い記事が、高い順位となり優先的に表示されます。
この時、表示順位を上位にする対策をSEO対策と呼びます。
SEO対策については、のちほど詳しくご説明します。
SEO対策とは、簡単に説明すると、Googleに「この記事は良い記事だ!」と評価されることでスコアリングを高くし、検索結果の上位に表示されるようにする対策のことです。
Googleが目指していること
Googleは、検索エンジンに対して、ユーザーの満足度を上げるために、以下のことを目指しております。
ユーザーファースト
Googleは、優先順位を決める上で、ユーザーが求めている情報に、的確に答えているかを重視しております。
Googleの公式文書(「Googleが掲げる10の事実」)の冒頭に以下のようなことが書かれており、このユーザーファストの考えをとても重視しております。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。(「Googleが掲げる10の事実」引用)
具体的なSEO対策
それでは次に、Googleが目指している「ユーザーファースト」を踏まえ、具体的なSEO対策について紹介します。
具体的なSEO対策は、大きく分けて内部施策と外部施策の2つがあります。
内部施策
内部施策とは、クローリングされやすい記事にして、ユーザーファストのサイトにしていくことです。
クローリングされるためのポイント
サイトを立ち上げたばかりの時は、クロールが巡回していないため、XMLサイトマップを送信し、クロールを呼びましょう。
具体的には、WordPress利用者であれば、以下の手順でクロールを呼びだせます。
- 「Google XML Sitemaps」のプラグインをインストールして有効化
- Google Search Console にログイン
- ダッシュボードから「サイトマップ」をクリックしてURLを入力する
ユーザーファーストのサイト
ユーザーの悩みを把握し、その悩みを解決するための記事を作ることが重要です。
そのために、以下の3つのステップが重要です。
- 検索キーワードのボリュームの把握
- ユーザーニーズの把握
- 内部リンクの活用
① 検索キーワードのボリュームの把握
まずは、どんなキーワードが頻繁に調べられているかを分析する必要があります。
つまり、頻繁に調べられているキーワード = 多くの人が悩んでいるということです。
検索数の調査には、Googleだと「キーワードプランナー」、Yahooだと「キーワードアドバイスツール」というものがオススメです。
これらのツールを使って、頻繁に調べられているキーワードをまずは把握しましょう。
② ユーザーニーズの把握
頻繁に調べられているキーワードが絞れたら、次はユーザーの具体的なニーズについて把握する必要があります。
そこでよく使われるニーズの把握手段は、サジャスト機能というものを使います。
サジェスト機能は、検索ボックスに検索ワードをいれたときに、候補として表示させてくれる機能のことです。
例えば、「ブログ」と調べると、下記のようなサジェストが表示され、ニーズもそれぞれバラバラなことがわかります。
ブログ 文字数 | ブログの目安の文字数を知りたい |
---|---|
ブログ ランキング | 人気のブログを参考にしたい |
ブログ 始め方 | ブログの始めるやり方を確認したい |
ブログ 収入 | ブログで稼げる収入を把握したい |
このように「ブログ」の検索だけで、多くのニーズがあることがわかりますので、サジェスト機能はニーズの把握手段としてオススメします。
③ 内部リンクの活用
また、記事を書く際に意識したいのが、内部リンクを活用することです。
内部リンクとは、関連する記事を紹介するリンクのことです。
例えば、以下のようなブログカードが内部リンクを設置すると、関連する別の記事を紹介することができ、ブログの回遊率も増加し、質の高いコンテンツとして評価されます。
外部施策
外部施策は、自身のサイト以外に働きかけて、コンテンツの質を高める取り組みのことです。
そして、オススメの外部施策は、外部サイトからの被リンクを集めることです。
自身のサイト以外からのリンクが多いブログは、他ブログからの信頼があるブログだとGoogleより評価されます。
以前、PageRankという指標をGoogleが使っており、これはリンク数がサイト間の投票数のようなものであるとされておりました。
そのため、質の良いコンテンツは、多くのサイトにリンクが貼られております。
ただ単に、被リンクが多いスパムのようなサイトが、上位表示されやすいというわけではありませんので、しっかりと内部施策も充実させましょう。
ペナルティ・失敗パターン
ただ、スパムのようなSEO対策をやりすぎると、Googleからのペナルティもあり、表示順位が一気に下がる可能性もあるので十分に注意してください。
キーワードの羅列
検索されるキーワードを増やすために、無意味なキーワードを羅列することは禁止です。
以前は、この方法で検索順位を上位に表示できていた例もありますが、現在はGoogleがしっかりと対策をとっております。
文字数を稼ぐ行為
また、記事の文字数は、SEO対策として重要な要素ですが、文字数を稼ぐ行為は辞めましょう。
以前、ブログ上に表示されないように、ブログとは関係ない文字を外観上は隠すという行為も行われておりました。
こちらについてもGoogleの対策で、スパム行為だと認識されるので、絶対に行わないでください。
まとめ
今回は、検索エンジンの仕組みからSEO対策をご紹介しました。
検索エンジンの仕組みを理解することで、自身のサイトの改善に繋がると思いますので、SEO対策を行いながら、自身のサイトを上位表示させていきましょう。
また、その際にGoogleからペナルティを受けないように、コンテンツの質を高める取り組みが重要だと思います。