今回は、WEBデザイナーが稼げない3つの理由を紹介します。
「WEBデザイナーって稼げないの?」
「稼ぐためにはどうしたら良いの?」
こういった疑問をこの記事を読めば、解決できます。
結論から言うと、WEBデザイナーが稼げないは、半分正解です。
本記事では、WEBデザイナーが稼げない理由や稼げないWEBデザイナーが稼ぐための方法を具体的にお話していきます。
Contents
WEBデザイナーが稼げない3つの理由
WEBデザイナーが稼げない理由は、以下の3つです。
- 正社員として働いているから
- 企業の規模が小さいから
- デザインスキルしかないから
それぞれについて、詳しく解説していきます。
① 正社員として働いているから
まず、1つ目の理由は、「正社員として働いているから」です。
ほとんどのWEBデザイナーは、どこかの企業に、正社員として雇われております。
これが、本質的な要因かなと思います。
そもそも、WEBデザイナーの平均年収は、「439.7万円」です。
ちなみに、この金額は、全職種の平均年収が「454.5万円」なので、安い方だと思います。
また、WEBデザイナーの平均年収が低い理由は、以下の2つだと思います。
- WEB業界は変化が激しい業界だから
- 企業がスキルに応じた年収を支払うことをリスクだと考えているから
上記2つの理由を詳しく解説します。
WEB業界は変化が激しい業界だから
1つ目の理由は、WEB業界は変化が激しい業界だからです。
現在、WEB業界は、他の業界と比べて、利益率はかなり高いため、儲かっている企業は多いと思います。
しかし、WEB業界は変化が激しく、何が起こるかわからないため、10年後または20年後も同じように利益を残せる保証はありません。
そのため、WEBデザイナーの給料を低いままにしている企業が多く、利益率は高いが、WEBデザイナーへの還元が少なくなっております。
企業がスキルに応じた年収を支払うことをリスクだと考えているから
2つ目の理由は、企業側がスキルに応じた高額の年収を支払うことをリスクだと思っているからです。
どういうことかと言うと、WEB業界は変化が激しいため、各企業の業績の変動も激しくなり、業績が悪化した場合のリスクも踏まえて、給料が支払われております。
たとえば、WEBメディアを運営している会社だと、SEOの順位が少し下がるだけで、売り上げが大幅に減少してしまいます。
つまり、WEBデザイナーがどんなスキルを保有していても、ある一定の金額だけしか払わないようにして、リスク回避を行っている企業(=経営者)が多いのが現状です。
これらの2つの理由より、WEBデザイナーとして正社員として雇われても、あまり稼げないことがわかります。
② 企業の規模が小さいから
2つ目の理由は、「企業の規模が小さいから」です。
具体的には、ベンチャーや中小企業のWEBデザイナーだと稼げない傾向があると思います。
ちなみに、ベンチャーや中小企業について、よくわからない方は、社員規模が10~500くらいの企業のことだと思ってください。
こういった企業では、人件費を抑えるといった経営判断が多いため、先ほどの1つ目の理由のように、WEBデザイナーの給料が下がってしまいます。
大手企業は稼ぐことも可能
一方、大手企業では、稼ぐことも可能です。
実例としては、私が勤めている会社は、大手に分類されるのですが、そこで働いているデザイナーは、平均で年収1,000万円ほどもらっております。
その他の企業でも、大手なら年収600~800万円は稼げると思います。
しかし、大手企業に勤めるWEBデザイナーは、そんなに多くいないため、大半のWEBデザイナーは稼ぎにくいという結論は変わりません。
③ デザインスキルしかないから
3つ目の理由は、「デザインスキルしかないから」です。
つまり、デザインスキルだけで稼ごうとしてもあまり稼げません。
WEBデザインの仕事は、大きく分けると以下の2つがあります。
- WEBデザイン単体の仕事
- WEBデザイン+αの仕事
この1つ目の「WEBデザイン単体の仕事」では、単価が低くなってしまいます。
そして、多くのWEBデザイナーは、WEBデザイン単体の仕事のみを行っているため、稼げない人も多くなってしまっております。
単価を高くするためのスキル
ちなみに、単価を高くするためには、「マーケティング」や「UI・UX」のスキルを保有しておくことだと思います。
たとえば、「マーケティング」スキルを保有している方であれば、SEOに強いWEBサイトを作成することができます。
また、「UI・UX」のスキルも持っていると、ユーザーの経験や感情、行動も含めたデザインを行うことができます。
このように、WEBデザインスキルに、+αのスキルがあると、仕事の単価も高くなります。
稼げるWEBデザイナーになるための3つの方法
次に、稼げるWEBデザイナーになるための方法を3つ紹介します。
- 個人で稼ぐ(フリーランスや副業)
- スキルの組み合わせで稼ぐ
- 大手でWEBデザイナーになる
個人で稼ぐ(フリーランスや副業)
1つ目の方法は、前述したように、正社員ではなく、個人で稼ぐことが重要です。
フリーランスや副業で稼ぐ方は、雇用ではなく契約になります。
企業からすれば、契約ならいつでも切ることができるため、フリーランスへの依頼は全くリスクがありません。
そのため、正社員に月30万円支払うよりも、フリーランスの人に月50万円を払って契約することがリスクが少ないため、そういった契約を結ぶ会社が多いのが事実です。
以下の記事で、初心者がWEBデザインの副業で稼ぐまでのプロセスを紹介しておりますので、気になる方はどうぞ。
スキルの組み合わせで稼ぐ
2つ目の方法は、スキルの組み合わせで稼ぐことです。
これは、先ほど紹介したようなスキルの組み合わせで稼ぐことです。
- WEBデザイン ✖️ マーケティング
- WEBデザイン ✖️ UI・UX
このように、WEBデザインのスキル+αの掛け合わせが重要です。
大手企業でWEBデザイナーになる
3つ目の方法は、大手企業でWEBデザイナーになることです。
この方法は、どうしてもWEBデザイナーとして企業で働きたい方におすすめです。
先ほど紹介しましたが、私の周りでも大手企業のWEBデザイナーで稼いでいる人は多いです。
しかし、その方達に共通して言えることとして、WEBデザイン+αのスキルを保有している方がほとんどだと思います。
そのため、大手企業でWEBデザイナーになりたい方は、前述した2つ目の方法の+αのスキルも並行して磨く必要があると思います。
まとめ
今回は、WEBデザイナーが稼げない3つの理由を紹介しました。
- 正社員として働いているから
- 企業の規模が小さいから
- デザインスキルしかないから
しかし、副業やフリーランスもしくはスキルを組み合わせたWEBデザイナーになれば、稼ぐことが可能です。
これからWEBデザイナーになりたい方は、この記事を参考に、将来の働き方を決めていただけたらと思います